慢性病であるアレルギー疾患は長期にわたり病気と付き合うことになります。
医師から処方された薬の薬効を知り、より自分に合った薬の使い方を見出す
ことが軽快への道のりになります。
この機会に薬についてもしっかりと理解を深めましょう!
主要外皮用剤一覧(PDF 1.2MB)
皮膚の炎症を抑えるために必要な薬です。皮膚の症状に合った適切な強さの薬を使うことが必要ですので 主治医に指導された場所・期間・量を守って使いましょう。
炎症を抑える強さ | 薬剤名 |
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Ⅰ群(最強) | デルモベート、ジフラール、ダイアコート |
Ⅱ群(より強い) | フルメタ、マイザー、アンテベート、トプシム、リンデロンDP、ビスダーム、ネリゾナ、テクスメテン |
Ⅲ群(強い) | エクラー、メサデルム、ボアラ、ザルックス、アドコルチン、リンデロンVベトネベート、プロパデルム、フルコート |
Ⅳ群(やや弱い) | リドメックス、レダコート、ケナコルトA、ロコルテン、アルメタ、キンダベート、ロコイド、デカダーム |
Ⅴ群(弱い) | プレドニゾロン |
薬品名 | 特徴 | |
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外用薬 | プロトピック軟膏 プロトピック軟膏(小児用) | 皮膚の薄い顔や首の炎症を抑えるときによく使われる。 |
内服薬 | ネオーラル | ステロイド外用薬でコントロールできない重症の場合に使用される。 |
医師の処方で出される保湿剤はこのようなものがあります。季節や使い心地でご自身が使いやすいものを主治医と相談して処方してもらいましょう。
軟膏ベース 長所:保湿効果が高い・刺激が少ない 短所:ベタベタ感がある | 白色ワセリン、プロペト、サンホワイト、プラスチベース、アズノール軟膏、亜鉛華軟膏 |
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クリームタイプ 長所:さっぱりとしてのびがよい 短所:軟膏より保湿効果が弱い | ヒルドイド、ヒルドイドソフト、ヒルドイドローション |
クリームタイプ 長所:のびが良く、固い皮膚にも浸透しやすい。 短所:皮膚に傷があるとしみる | ウレパール、ケラチナミン、パスタロン |
その他 市販もされている | ザーネ軟膏、オリーブ油 |
アトピー性皮膚炎で処方される内服薬は、外用薬を主体とした皮膚症状を抑えたうえで、痒みを起こしにくくするために処方されるものです。処方された期間はきちんと服用しましょう。
抗ヒスタミン剤・抗アレルギー剤には多種類あります。朝飲んで、仕事中眠気が出てしまうのであれば、主治医に相談し「眠気が出てつらいので変えてください」と言って変えてもらうのも良いでしょう。
逆に寝付きが悪い方は、少し眠気を誘うものを飲んでゆっくりお休みになる方法をとってもいいかと思いますので、主治医と相談して決めましょう。
抗ヒスタミン作用があるもの | 1日1回タイプ 1日2回タイプ |
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抗ヒスタミン作用のないもの | リザベン、アイピーディ、インタール |