週刊東洋経済2024.7.6号と東洋経済オンライン「「患者に知ってほしい最新治療～アトピー患者が新治療や新薬にたどりつけない複雑事情～」にアトピー性皮膚炎の新薬について、実際に新薬を使っている丸山副理事長と会員の田辺さんが取材を受けました。

 

当会ではアトピー性皮膚炎の新薬について、講演会やおしゃべりカフェ、月刊誌「あおぞら」で積極的に情報発信を行っていますが、アトピー性皮膚炎患者全体的にみるとまだ新薬のことを知らない人も多いという実態の原因を追究したいという企画です。

 

【患者へ新薬の情報が届かない理由】

①処方できる医療機関が限られる

皮膚科専門医の常勤、皮膚科学会への届出が必須であり、処方前にCT検査等の体制が必要な場合があり、設備の整った施設でしかできない

②皮膚科専門医のいないクリニックもある

③検査設備のある医療機関との連携が進んでいない

④短時間で多くの患者の診察が必要な皮膚科ではコミュニケーション不足となる

⑤患者負担の費用が高額

 

このようにいろいろと事情がありますが、新薬で良くなって生活の質が大きく向上している人がたくさんいます。アトピー性皮膚炎がつらいと悩んでいるだけでなく、患者自身が積極的に情報を得て、医師に相談しながら治療していくことが大切です。