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26.5.18開催 講演会レポート

今回も晴天に恵まれまして、前回よりも多くの方にご来場頂きまして、大盛況となりました。

講演会場の配布コーナーがでは、アトピー性皮膚炎患者向けのコーナーでは、乳幼児用の肌着や日焼け止め・化粧品サンプルコーナーなどが設けられ、喘息患者向けのコーナーではPM2.5対策マスクの試供品や、最新治療のパンフレットなどがあり、多くの方々がご覧になられていました。

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今回から新しくweb会員の募集と第一部の講演1、2の動画撮影を始めました。撮影した動画は後日専用のホームページより閲覧出来るようになります。既存の個人会員でもお申込み頂ければ視聴が出来ます。

第一部では「家庭で出来るアトピー管理のポイント」という題目で、埼玉医科大学皮膚科教授、中村晃一郎先生よりお話し頂きました。

アトピー性皮膚炎の治療において重要なのは、薬物療法・スキンケア・悪化因子の除去の3本立てになります。それぞれの方法を効率的に家庭で実践する為にはどうすれば良いか?を解説頂きました。

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 次の講演では「シックハウス症候群、アレルギー疾患との関連」という題目で国立病院機構相模原病院、副臨床研究センターセンター長、長谷川眞紀先生にお話を頂きました。

“シックハウス症候群”は一時期メディア等でも話題になり、最近はあまり耳にする事も無くなりましたが、シックハウス症候群がアレルギーとどういう関連性があるのか?をお話し頂きました。

続いてのミニ講演では、アトピー性皮膚炎について当会常任顧問でもある、東京逓信病院皮膚科部長、江藤隆史先生よりお話頂きました。先生が勤務されている逓信病院で行っている「アトピー教室」での講義を会場でして頂きました。ステロイドを用いた標準治療について、90年代になぜステロイドバッシングが広まったのか、ステロイドの使い方が間違っているとどうなるのか?などをお話頂きました。ステロイドに対して拒否感が未だ世の中にはあり“ステロイドを正しく使っていれば安全である”この一言を理解してもらうまで相当な時間を要する事も多々あり、標準治療の普及に苦労されている事が伺えました。

 続いて、ぜんそく部門では、関東中央病院呼吸器内科部長、坂本芳雄先生より、続・PM 2.5についてと言う題目でお話しを頂きました。以前の講演でPM2.5についてご講演頂きましたが、この先も続くであろうPM2.5問題について、その時の講演内容を振り返りつつ、PM2.5について最近の動向や、データなどを交えてお話頂きました。日本では、PM2.5被害についてあまり実感の無い話ではありますが、中国では深刻な影響が出ている事を考えると、偏西風に乗って日本にPM2.5がやってくる以上、何も対策を講じない訳にもいかないのではないかと思います。

第二部では、受付時に記入頂いた質問について講師の先生と当会常任顧問の先生を囲んでのQ&Aを行いました。多くのご質問を頂きまして、先生に全ての質問にご回答頂きました。質問の内容は、病気と日常生活での悩み、現在の処方薬が効いていないのではないか不安、と言った切実なものまで多様であり、治療に苦労されているかを物語っているかのように思いました。

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今回より始めましたweb会員ですが、当日都合が合わず参加出来なかった、講演会での情報をいつでもどこでも見たい、遠方で会場に来られない、という方におすすめです。講演での内容や第2部での質問等は今後、当会機関紙「あおぞら」に順次掲載されます。次回の講演会もぜひご参加下さい。

 

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