今回の講演会のテーマは「専門医に学ぶ―自分に合った治療法―」です。専門医としてご活躍されている著名なお二人の先生方にご登壇いただき、ご自分の症状に合った治療法や普段の生活で気をつけることなどについてお話しいただきます。自分では知っているつもりでも、意外とおろそかになってしまいがちな治療の基本や症状が起こる身体のしくみを改めて確認する機会としていただきたいと思います。
アトピー性皮膚炎の講演では、標準治療と呼ばれる塗り薬や飲み薬に関する基本的な使い方はじめ、皮膚科専門医の間で研究が進められている最新のトピックスを提供していただきます。新しい情報を手に入れ、日々の治療に役立てていただきたいと思います。
ぜんそくの講演では、発作が起こる要因や、正しい治療で症状をコントロールしつつ、身体の持つ力を有効に機能させて健康を維持するセルフケアについてお話していただきます。病気に関する知識と生活の質を向上させるヒントをつかんでいただきたいと思います。
また、講演の後、「あなたに伝えたいメッセージ」と題し、ぜんそくとアトピー性皮膚炎のそれぞれの患者本人から体験を語っていただきます。病気に苦しみ、しかしそれにめげることなく前向きに人生を謳歌する肉声は多くの方々の胸に響くことと思います。
第二部では喘息とアトピー性皮膚炎のグループに分かれ「講師を囲んでQ&A」を行います。患者や家族としての個別の悩みや不安を直接専門医に質問することができます。悩んでいるのは自分だけではなく、多くの人がこの病気に日々向き合っていることがわかり、治療の励みになると思います。ぜひご参加下さい。
☆来場者の方に、治療情報冊子や敏感肌用のスキンケア用品のサンプルを差し上げます。
日時:2015年5月17日(日)12:30~16:00 12:00開場</h3
場所:フォーラムミカサエコ 7階
東京都千代田区内神田1-18-12 会場地図
※JR神田駅・地下鉄銀座線神田駅より徒歩5分
お申込はこちらへ
当会への電話・メールでも受け付けています(下記)
主催:認定NPO法人 日本アレルギー友の会
後援:東京都・一般社団法人日本アレルギー学会・公益財団法人 日本アレルギー協会・独立行政法人 環境再生保全機構
※入場無料
前回講演会より
第1部
1. アトピー性皮膚炎
―アトピー性皮膚炎に関する最近の話題―
日本医科大学皮膚科教授 佐伯秀久先生
アトピー性皮膚炎の治療の基本は、皮膚の炎症に対するステロイドおよびタクロリムスの外用、バリア機能異常に対するスキンケア(保湿剤外用)、痒み軽減のための抗ヒスタミン薬の内服です。最近注目されている寛解維持法(プロアクティブ療法)をはじめ、アトピー性皮膚炎に関する最近の話題を提示いたします。
2. ぜんそく
―呼吸器疾患のトータルライフケア―
渋谷内科・呼吸器アレルギークリニック/呼吸免疫研究所 院長/所長 土肥眞先生
気管支ぜんそくとは、粘膜の傷害に端を発する気道の慢性炎症で、多くの場合、アレルギー・免疫の病態が関与しています。コントロールが良い状態で日々を過ごすためには、薬剤による治療をきちんと続けることと同時に、患者さん自身による体のケアが大切です。心身を健康に保つことを目指す『トータルライフケア』についてお話しします。
2. あなたに伝えたいメッセージ
―ぜんそく・アトピー体験発表―
患者自身の立場から、病と上手につき合いながら症状をコントロールし、生活の質を高める取組を行っている二人の方に体験を語っていただきます。
第2部 先生を囲んでQ&A
ぜんそく・アトピー性皮膚炎のグループに分かれ、講師を囲んでのQ&Aを行います。普段疑問に思っていることや不安に感じていることを講師と常任顧問の先生の二人の専門医に直接質問できる貴重な機会です。また、他の方の質問とその回答を聞くだけでも参考になります。多くの方の参加をお待ちしています。
前回の講師を囲んでQ&Aより
<Q&A司会>
喘息グループ ふれあい横浜ホスピタル 院長・当会常任顧問 坂本芳雄先生
アトピー性皮膚炎グループ 東京逓信病院 副院長兼皮膚科部長・当会常任顧問 江藤隆史先生
当イベントへのお申し込みは、当会の事務所まで、電話・FAXまたはメールにてお申し込み下さい。
認定NPO法人 日本アレルギー友の会
- TEL: 03-3634-0865
祝祭日を除く毎週火・土曜日(5/11~16は毎日) 11:00~16:00
FAX: 03-3634-0850
Email: j-allergy@nifty.com