前日本アレルギー学会の理事長であり、当会医師賛助会員の佐賀大学医学部副医学部長
分子生命科学講座分子医化学分野教授 出原賢治先生よりクラウドファンディング広報のご依頼がありました。
このプロジェクトのポイント
✔︎ アトピー性皮膚炎の患者さんにとって「痒み」は最も重要な問題であり、最も大きな悩みです。治療では、ステロイド外用薬が基本となっていますが、重症だとステロイド外用薬だけでは痒みをコントロールすることが困難な場合があります。
✔︎ アトピー性皮膚炎の皮膚組織では「ペリオスチン」が大量に作られ、痒みを感じる知覚神経上の「インテグリン」に結合すると、痒みの刺激が大脳に伝わります。このことから、ペリオスチンがインテグリンと結合できなくなるようにする化合物を見いだせれば「痒みを改善」できます。
✔︎ 本プロジェクトでは、新たな治療薬開発を目指し、アトピー性皮膚炎の痒みの原因物質をさらに広く探しながら、痒みを改善するのに最も適した化合物を見出す研究を進めます。
【詳細・クラウドファンディングのお申込はこちらのサイトをご覧ください】
https://readyfor.jp/projects/atopicdermatitis2023
アトピー性皮膚炎の治療薬の発展は患者にとって大きなメリットになります。当会も応援していきたいと思いますので、皆様もぜひご協力をよろしくお願いいたします。