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外用薬の塗り方 江藤先生の薬の塗り方教室

アトピー性皮膚炎の薬一覧

主要外皮用剤一覧(PDF 1.2MB)

※以下の情報は、ライフサイエンス出版株式会社『主要外皮用剤一覧』『喘息のくすり一覧』より転載しております。

ステロイド外用薬一覧

皮膚の炎症を抑えるために必要な薬です。皮膚の症状に合った適切な強さの薬を使うことが必要ですので 主治医に指導された場所・期間・量を守って使いましょう。

炎症を抑える強さ 薬剤名
Ⅰ群(最強) デルモベート、ジフラール、ダイアコート
Ⅱ群(より強い) フルメタ、マイザー、アンテベート、トプシム、リンデロンDP、ビスダーム、ネリゾナ、テクスメテン
Ⅲ群(強い) エクラー、メサデルム、ボアラ、ザルックス、アドコルチン、リンデロンVベトネベート、プロパデルム、フルコート
Ⅳ群(やや弱い) リドメックス、レダコート、ケナコルトA、ロコルテン、アルメタ、キンダベート、ロコイド、デカダーム
Ⅴ群(弱い) プレドニゾロン

免疫抑制剤

  薬品名 特徴
外用薬 プロトピック軟膏
プロトピック軟膏(小児用)
皮膚の薄い顔や首の炎症を抑えるときによく使われる。
内服薬 ネオーラル ステロイド外用薬でコントロールできない重症の場合に使用される。

生物学的製剤

生物学的製剤とはバイオテクノロジー技術によって生み出された医薬品で、生物が合成する物質(たんぱく質)を応用して作られた薬のことを言います。注射や点滴で投与します。2018年に生物学的製剤に分類されるデュピクセント(デュピルマブ)が発売されました。外用薬と併用して2週間ごとに注射をすることで皮疹やかゆみに対して高い効果があります。副作用は少なく長期寛解に使用しやすい薬剤です。

JAK阻害薬

JAK(ジャック)阻害薬は細胞内の免疫活性化シグナル伝達に重要な役割を果たすヤヌスキナーゼ(JAK)に対する阻害作用を示し、免疫反応の過剰な活性化を抑制することでアトピー性皮膚炎を改善する薬剤です。経口投与で服用します。いずれも関節リウマチの治療で先行して使用されており副作用は既知のものとなります。 2020年にオルミエント(バリシチニブ)が適応追加されアトピー性皮膚炎に使えるようになりました。オルミエントはJAK1とJAK2を特に強く抑える作用を持つ1日1回の内服薬です。各薬剤の詳細はこちらの巣鴨千石皮膚科のサイトをご参照ください。(転載了承済)https://sugamo-sengoku-hifu.jp/symptoms/atopic-dermatitis.html#i-10

保湿剤

医師の処方で出される保湿剤はこのようなものがあります。季節や使い心地でご自身が使いやすいものを主治医と相談して処方してもらいましょう。

軟膏ベース
長所:保湿効果が高い・刺激が少ない
短所:ベタベタ感がある
白色ワセリン、プロペト、サンホワイト、プラスチベース、アズノール軟膏、亜鉛華軟膏
クリームタイプ
長所:さっぱりとしてのびがよい
短所:軟膏より保湿効果が弱い
ヒルドイド、ヒルドイドソフト、ヒルドイドローション
クリームタイプ
長所:のびが良く、固い皮膚にも浸透しやすい。
短所:皮膚に傷があるとしみる
ウレパール、ケラチナミン、パスタロン
その他 市販もされている ザーネ軟膏、オリーブ油

抗アレルギー剤

アトピー性皮膚炎で処方される内服薬は、外用薬を主体とした皮膚症状を抑えたうえで、痒みを起こしにくくするために処方されるものです。処方された期間はきちんと服用しましょう。

抗ヒスタミン剤・抗アレルギー剤には多種類あります。朝飲んで、仕事中眠気が出てしまうのであれば、主治医に相談し「眠気が出てつらいので変えてください」と言って変えてもらうのも良いでしょう。

逆に寝付きが悪い方は、少し眠気を誘うものを飲んでゆっくりお休みになる方法をとってもいいかと思いますので、主治医と相談して決めましょう。

抗ヒスタミン作用があるもの

1日1回タイプ
ジルテック、アレジオン、エバステル、クラリチン、インタール

1日2回タイプ
アゼプチン、アレロック、ザジテン、ダレン、レミカット、タリオン、ゼスラン、アレグラ、セルテクト

抗ヒスタミン作用のないもの リザベン、アイピーディ、インタール

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