第124回日本皮膚科学会で講演と患者会展示ブース設置
5月25日~6月1日にパシフィコ横浜で開催された第124回日本皮膚科学会で講演と患者会展示ブースの設置を行いました。
今回は会頭の東邦大学医学部皮膚科学講座教授の石河晃先生のご提案で「もっと知って欲しい患者会活動~医師と患者の調和を求めて~」というプログラムを設けていただきました。それに伴い会場に患者会8団体の展示ブースも設置させていただき、疾患の内容や患者の現状を伝えることができました。
6月1日の「もっと知って欲しい患者会活動~医師と患者の調和を求めて~」のセッションでは各患者会からの講演があり、当会の丸山副理事長が「日本アレルギー友の会の活動紹介と皮膚科医へのメッセージ」というタイトルで講演しました。新薬ができて治療が進化しても、さらに医師と患者のコミュニケーションが大切であるということをお話しました。
皮膚疾患の患者会8団体からのメッセージは熱いものがありました。皮膚だけでなく関節や骨まで影響があり、痛みに耐える日々や水疱が気道にできて亡くなる方もいるなど、つらい体験をしてきた当事者からの言葉には重みがあり、最後に座長の先生が質問はありますかと会場に聞くとひとりの先生が「学会に出て初めて感動して涙が止まりません」と言ってくださいました。その言葉に会場からスタンディングオベーションが湧き上がりました。当事者の声を伝えることがこんなに感動してもらえるというのは私も初めてで参加させていただきよかったです。
