第96回 アトピー性皮膚炎・小児食物アレルギー・喘息講演会とQ&A
専門医が伝えるアレルギー治療の進化
主催
・認定NPO法人 日本アレルギー友の会
後援
・厚生労働省
・東京都
・千葉県
・独立行政法人環境再生保全機構
・公益社団法人日本医師会
・公益財団法人日本アレルギー協会
・一般社団法人日本アレルギー学会
・一般社団法人日本小児アレルギー学会
・公益社団法人日本皮膚科学会
・日本臨床皮膚科医会
日時
・2024年5月26日(日) 13:00~16:00
場所
・ワイム貸会議室神田(JR神田駅西口より徒歩5分) ※会場参加は先着20名
・オンライン開催(ZOOM)(先着500名)
・講演会場参加とオンラインのハイブリッドで開催
【参加申込】
・参加無料・要申込(申込締切5月24日(金)17時)
・当会ホームページの講演会案内(5月26日開催)の申込フォームより事前にお申し込みください。当日までに招待メールを送りします。
アレルギー治療は進化しており、新薬や新しい治療法により、症状が改善された方が増えてきていると思います。皆さんが日々治療されている中で、新薬の効果はどうなのか、注意すべき点は何か、現在受けているものと違う治療方法はあるのかなど、疑問が湧くことはありませんか。
今回の講演では、アトピー性皮膚炎・小児・食物アレルギー・ぜんそくのそれぞれの領域の専門の先生方から最新の考え方や治療についてわかりやすく説明をしていただきます。また、第2部では、普段皆さんが知りたいと思われていることを直接専門の先生がお答するQ&Aの時間も設けています。各分野の第一線で活躍されている先生方のお話をきける貴重な機会ですので、是非のこの講演に参加して、最新の情報をきいて、普段の疑問を解消してみませんか。ご参加をお待ちしております。
講演会にご参加いただけなかった方には当日の講演の動画を配信しています。
ご希望の方はメールで「5月26日講演会動画希望」と記し、お名前とメールアドレスをinfo@j-allergy.or.jpまでご連絡ください。
第一部 講演
❶新時代を迎えたアトピー性皮膚炎治療
ひふのクリニック人形町 院長・東京慈恵会医科大学 客員教授
上出 良一先生 13:10~
アトピー性皮膚炎の成り立ちの解析(三位一体理論)が進むと共に、それを基に2018年以降、炎症や痒みを起こす分子を標的とした新規全身治療薬である注射(バイオ製剤)、内服薬(JAK阻害薬)、非ステロイド外用薬が相次いで登場しました。ステロイド外用に頼らざるを得なかった難治性の患者さんが、「普通の皮膚」を取り戻し、「普通の生活」を送れるようになったそのリアルをお話しします。
❷小児アレルギー疾患とアレルギーマーチ ~食物アレルギーへの適切な対応~
杏林大学医学部小児科学教室 主任教授
成田 雅美先生 13:40~
小児期のアレルギー疾患は、乳児期早期のアトピー性皮膚炎がその後の食物アレルギー発症のリスク因子になります。鶏卵アレルギーの卵黄による消化管アレルギーの報告も多くあります。また、ナッツアレルギーや、花粉症に合併する果物類のアレルギーも問題となっています。食物アレルギーの診断は特異的IgE抗体陽性のみで判断せず、食物経口負荷試験を受けることが望ましいことなど食物アレルギーの適切な対応をお話します。
❸ぜんそくとの上手な付き合い方
千葉大学大学院医学研究院アレルギー・臨床免疫学 教授
中島 裕史先生 14:10~
吸入ステロイドを中心とした治療の進歩により多くの患者さんの症状をコントロールできるようになりましたが、高容量の吸入ステロイド、長時間作用型気管支拡張薬などの既存治療を行っても症状が残る重症患者さんが10%程度存在します。そのような重症患者さんには生物学的製剤が使用可能になり、その有効性が示さされています。本講演では、ぜんそくの基本治療から、生物学的製剤を用いた最新の治療までをわかりやすく概説します。
第二部 Q&A 15:00~
司会
安藤・間診療所 所長 坂本芳雄先生
東京逓信病院皮膚科客員部長・あたご皮フ科副院長 江藤隆史先生
帝京大学ちば総合医療センター第三内科(呼吸器)教授 山口正雄先生
毎回ご好評のQ&Aでは、お申込み時に寄せられたご質問と、当日チャットでのご質問に専門医がお答えします。他の方の質問を聞くことで、ご自身にも役立つ情報があるかもしれません。ふるって質問をお寄せ下さい。なお、時間の都合上、すべてのご質問にはお答えできないこともありますので、ご了承ください。